こんにちは、けんちゃんファンドです。
日本経済新聞社は、国内企業の配当に着目した株価指数の「日経連続増配株指数」と「日経累進高配当株指数」の算出・公表を昨年の2023年6月30日から開始しました。
「日経連続増配株指数」と「日経累進高配当株指数」は日本を代表する指数である日経225のパフォーマンスを上回るのか調査いたします。
2024年1月4日より新NISA制度がはじまり、日本株が好調です。
昨年、新NISA制度の導入に伴い、高配当株への投資が活発化することが多くの投資家によって予想されておりました。
しかし、個々の投資家のリスク許容度や投資目的等によって、高配当株に対する評価は必ずしも一致しておらず、実際にどの程度買われるのかは不透明な状況でした。
2024年に入り相場を確認していたところ、あきらかに高配当株が買われていることに気付きました。
2024年1月4日の日経平均が最大で700円以上下落した中、高配当株ランキング上位20社中19社がプラス。
配当利回りランキングの1位から20位までの19社が、いずれも前日比で上昇しています。一方、日経平均株価は300円以上下落しました。このことから、市場では高配当株への買いが活発化していることがうかがわれます。 pic.twitter.com/rMxiC7390H
— けんちゃんファンド (@kenchanfan_com) January 4, 2024
他国と比較した場合、好調なのか調査。
日本・米国・中国の相場を比較。
2024年1月4日から2024年2月2日の騰落率比較
日本と米国が好調で、中国が不調です。
日経225は2024年1月4日から2024年2月2日の期間で8.62%上昇しています。
TOPIXは2024年1月4日から2024年2月2日の期間で6.76%上昇しています。
NYダウ30種は2024年1月4日から2024年2月2日の期間で3.24%上昇しています。
NASDAQは2024年1月4日から2024年2月2日の期間で7.71%上昇しています。
上海総合指数は2024年1月4日から2024年2月2日の期間で-7.59%下落しています。
ハンセン指数は2024年1月4日から2024年2月2日の期間で-5.95%下落しています。
日本の相場が米国と中国と比較した場合、好調であることが分かりました。
それでは本題に入ります。
- 連続増配株と累進配当株の銘柄を知りたい。
- 連続増配株と累進配当株のパフォーマンスを知りたい。
- 中長期で保有できる銘柄を知りたい。
「連続増配株」「累進配当株」
「日経連続増配株指数」とは
「日経連続増配株指数」は国内に上場する銘柄のうち連続増配を続ける銘柄から構成される時価総額ウエート方式の株価指数です。
対象
国内証券取引所に上場する銘柄(TOKYO PRO Marketを除く)
銘柄入れ替え
年1回(6月末)
入れ替えルール概要
原則として10年以上連続して増配する企業70銘柄を対象に算出
銘柄数
70
ウエート
時価総額ウエート
計算方法
構成銘柄の株価にウエート・ファクターをかけた値を合算し、この合計金額を「除数」で割って算出ウエート・ファクターは、基準日時点の発行済み普通株式数
計算頻度
1日1回終値ベース
公表開始日
2023/06/30
遡及算出開始日
2010/06/30
基準日
2010/6/30=10,000
「日経累進配当株指数」とは
「日経累進高配当株指数」は国内に上場する銘柄のうち、累進的な配当を続ける(減配せず、増配か配当維持を続ける)銘柄の中から、予想配当利回りの高い銘柄を選んだ時価総額ウエート方式の株価指数です。
対象
国内証券取引所に上場する銘柄(TOKYO PRO Marketを除く)
銘柄入れ替え
年1回(6月末)
入れ替えルール概要
10年以上連続して累進的な配当を続ける銘柄を母集団に、予想配当利回りが高い30銘柄を対象に算出
銘柄数
30
ウエート
時価総額ウエート
計算方法
構成銘柄の株価にウエート・ファクターをかけた値を合算し、この合計金額を「除数」で割って算出
ウエート・ファクターは、基準日時点の発行済み普通株式数
計算頻度1日1回終値ベース
公表開始日
2023/06/30
遡及算出開始日
2010/06/30
基準日
2010/6/30=10,000
「日経連続増配株指数」「日経225指数」比較
「日経連続増配株指数」「日経225指数」パフォーマンス比較
「日経連続増配株指数」に採用されている70銘柄の騰落率比較
2023年6月30日~2024年2月2日
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「日経累進配当株指数」「日経225指数」比較
「日経累進配当株指数」「日経225指数」パフォーマンス比較
「日経累進高配当株指数」に採用されている30銘柄の騰落率比較
2023年6月30日~2024年2月2日
←👆→スクロール
「日経連続増配株指数」「日経累進配当株指数」「日経225指数」比較
「日経連続増配株指数」「日経累進配当株指数」「日経225指数」3つの指数の同期間(23年6月30日~24年2月2日)のパフォーマンス比較
日経累進高配当株と日経連続増配株は日経225のパフォーマンスを上回る成績でした。
まとめ
日経連続増配株指数・日経累進高配当株指数・日経225指数のパフォーマンスを比較しました。
日経225のパフォーマンスを上回る実績を上げており、有望な投資先であることが証明されました。
日経225とは:
日経平均株価は、日本経済新聞社が算出・公表している日本の株式市場の代表的な株価指数の一つ。単に日経平均や日経225とも呼ばれる。英語圏の報道機関では「Nikkei 225」と表記される。
日経225構成銘柄:
今後も日経225などのパフォーマンスを上回る保証はありませんが、連続で増配をしている企業や減配をしないと公表している企業は、安心して保有することができる投資先だと思っています。
日経連続増配株指数・日経累進高配当株指数に採用されている銘柄を推奨するものではございませんので、投資の際は、慎重に自己責任でお願いいたします。
今後も有益な投資情報を発信していきますので、よろしくお願いいたします。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。けんちゃんファンド