こんにちは、けんちゃんファンドです!
ブログでは投資にまつわる有益な情報を発信していますので、今後とも宜しくお願い致します。
今回はインフレに強い株をご紹介していきます。
最近何かと「インフレ」という言葉を耳にするようになりました。
そもそもインフレって何だろう?
なんとなく理解しているという方も多いのではないでしょうか。
知らず知らずのうちに近寄ってくるインフレーション。
何もしなかったら資産が目減りしていくかもしれません。
インフレーションに負けないように対策をとっていきましょう。
それでは本題に入ります。
インフレとは
インフレーションとは、モノやサービスの物価が上昇する経済現象のことで、モノの価値がお金の価値より高くなることを指します。
たとえば、うまい棒1本10円が相場だったとした場合、うまい棒1本と10円の価値は等しいと言えます。
こうした価値のバランスは簡単には崩れません。
いきなりうまい棒1本1円で売れば、お客は殺到しますが長続きしませんし、うまい棒をいきなり1本100円で売っても誰も買ってくれません。
しかし、このバランスは長い時間をかけて変わっていきます。
いま「うまい棒1本=10円」で安定しているとして、これが「うまい棒1本=100円」で安定するようになったとします。
これは「うまい棒の価値がお金の価値に対して上がった」もしくは、「うまい棒の価値に対してお金の価値が下がった」と言えます。
このように、お金の価値が下がり、モノが値上がりする状態が2年以上続くことを、インフレーションと呼びます。
インフレが起きる原因
ではなぜインフレが起こるのか疑問ですよね。
かんたんに説明すると、世の中に出まわっているお金の流通量が多くなると、お金の価値が下がり、インフレになります。
つまり、通貨の供給量が多い、もしくはモノが少ないことがインフレになる原因です。
何か身に覚えがあるような。
2年くらい前から各国がコロナ対策としてがお金をすりまくっていましたよね。
今になってしっぺ返しがきているのではないかと思います。
インフレに強い資産
ではあなたがインフレに負けないためにはどうしたら良いと思いますか?
だまって指をくわえて見ているだけだと損をする可能性があります。
日本銀行は、2013年1月に「物価安定の目標」を消費者物価の前年比上昇率2%と定め、これを早期に実現するという約束をしています。
今のところ、年2%の物価上昇目標は達成されているとは言いがたいですが、将来的に目標が達成されて年2%のインフレ状態になれば、現金や貯金の価値は目減りしていきます。
現金や貯金の価値が物価上昇に置いて行かれ、目減りしていくことを「インフレ負け」と言いますが、インフレ負けを防がなければ将来的に貯金が足りなくて生活が苦しくなってしまうかもしれません。
インフレ負けしない資産を築くためにも、現金や貯金といったインフレに弱い資産の一部をインフレに強い資産に切り替える必要があります。
インフレに強い資産には「株式・不動産・投資信託・金」などがありますが、今回は株式に焦点をあてていきます。
株式の中でも一般的にインフレに強いと言われているセクターとインフレに弱いと言われているセクターがあるので確認していきましょう。
インフレに強い代表的なセクター
インフレに弱い代表的なセクター
インフレに強い3つのセクターをあげましたが、特に最近強いと感じているのは①エネルギーセクターになります。
注目する理由として、世界的に有名な投資家「ウォーレンバフェット」さんがシェブロンの株を大量に購入したことが判明したからです。
シェブロンとは
アメリカ合衆国カリフォルニア州サンラモンに本社を置く石油関連企業です。
石油を始めとするエネルギー関連製品を扱う民間企業であり、現在世界の石油関連企業の中でも特に巨大な規模を持つ国際石油資本、いわゆるスーパーメジャーと総称される 6社の内の一社です。
2022年05月02日(月)の日経新聞で、四半期ごとに公表されるウォーレンバフェットさん保有額銘柄上位に米石油メジャーの一角、シェブロンが入ったとの報道がありました。
シェブロンの保有比率は21年末時点で45億㌦でしたが、22年03月末時点で259億㌦に膨らんでいます。
また、オキシデンタル・ペトロリアム株(OXY)14%保有も公表されています。
オキシデンタル・ペトロリアムとは
主に 石油・天然ガスの探査と生産を行う米国のエネルギー企業 です。
米国でシェールオイル掘削事業を展開しているほか、南米や中東の地域で石油掘削事業を行っています。
また、米国・カナダ・チリでは石油化学製品の製造も手がけています。
このようにエネルギー関連株にかなりの力を入れていることが分かります。
世界NO1の投資家が積極的にエネルギー株を買いに向かっているのですから、石油関連株に注目せざるを得ません。
それでは日本の石油関連銘柄を確認していきましょう。
石油関連銘柄(日本)
石油関連銘柄(一覧)
日本の石油関連銘柄として8社に注目しました。
2022年05月02日(月)終値参照
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売上高・営業利益・営業利益率
儲かっているか儲かっていないかが1番重要だと思うので、8銘柄の業績(売上高・営業利益・営業利益率)を確認していきます。
1605INPEX(①)
売上高・営業利益は安定していませんが、営業利益率が30~40%台と非常に高いですね。儲かるビジネスモデルであることが分かります。
1662石油資源開発(②)
売上高・営業利益・営業利益率ともに安定していません。投資先としては厳しい印象です。
5008東亜石油(③)
売上高・営業利益・営業利益率ともに安定していません。投資先としては厳しい印象です。
5009富士興産(④)
売上高が安定していおらず減少傾向、利益率が数パーセントと低いので、投資対象としては厳しい印象です。
5017富士石油(⑤)
売上高が安定していいないことと、営業利益がマイナスな年があるので、投資対象としては厳しい印象です。
5019出光興産(⑥)
売上高が安定していいないことと、営業利益がマイナスな年があるので、投資対象としては厳しい印象です。
5020ENEOSホールディングス(⑦)
売上高も営業利益も安定していない印象なので、投資先としては厳しい印象です。
5021コスモエネルギーホールディングス(⑧)
売上高も営業利益も安定していない印象なので、投資先としては厳しい印象です。
売上高・営業利益・営業利益率をまとめると、圧倒的に営業利益率が高い1605INPEXさんに軍配が上がると思います。
続いて総合的に企業分析します。
財務分析
ザイマニというサイトを使って財務分析をしていきます。
ザイマニでは上場企業約3600社を無料で分析できます。
分析できる項目は以下の5つです。
5つの分析項目
- 安全性
- 成長性
- 収益性
- 割安性
- 効率性
ザイマニについてはブログで分かりやすく解説していますのでご覧ください。
ザイマニ×石油関連銘柄
分析対象範囲
開始:2021/04/01
終了:2022/03/31
分析結果をご覧ください。
総合点の高い銘柄の方が比較的安定していると評価しています。
2022年05月08日(日)データ確認
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石油関連銘柄チャート
石油関連銘柄は今後も強い展開が続くと思っています。
チャートを見てみましょう。
2022年05月13日(金)終値チャート
1605INPEXチャート
1662石油資源開発チャート
5008東亜石油チャート
5009富士興産チャート
5017富士石油チャート
5019出光興産チャート
5020ENEOSホールディングスチャート
5021コスモエネルギーHDチャート
8銘柄のチャートを確認しました。
業績の悪い銘柄もありますが、個人的には勢いのある石油関連銘柄をまとめて買う投資戦略をとれば、トータルプラスになると考えます。
実際に全部の銘柄を購入すると約150万円かかるので、アイデアブックを使い全部の銘柄を購入してパフォーマンスを確かめます。
アイデアブックに登録することで、上記8銘柄をまとめて投資した場合のパフォーマンスを確認することができます。
アイデアブックとは
クリプタクトのサービス「アイデアブック」に石油関連銘柄8社を登録し、今後の株価の動向を確認していきます。
「アイデアブック」は投資にまつわる投稿や交流ができる、投資に特化したSNSです。
投資家はさまざまな資産(株・仮想通貨・為替)の売買を、アイデアとして投稿することができ、実際の価格で評価されるので、お金をかけずに無料で投資疑似体験ができます。
アイデアブックについてブログで詳しく解説しています。
まとめ
今回はインフレに勝つ株をご紹介してきました。
世界的に有名な投資家「ウォーレン・バフェット」さんも積極的に買いに向かっていることから、インフレ局面では比較的、安定的なパフォーマンスを見せるのではないかと思っています。
インフレが続くと現金や預金などは資産が目減りしていく可能性があります。
世界の投資家にならい、マネをしてみるのも面白いと思います。
投資においては絶対はありませんが、インフレ局面で比較的資産が減りにくい投資先に資金を振り向けることは優秀な投資戦略だと思います。
今回のブログを投資のヒントにしていただけると幸いです。
個別銘柄の買いを推奨するものではございません。投資の際は慎重に自己責任にてお願い致します。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。けんちゃんファンド
資産運用状況などもブログで公開していますのでご覧ください。
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