こんにちは、けんちゃんファンドです!
今回は優良高配当10銘柄をご紹介いたします。
2023年8月19日(土)に以下のポスト(ツイート)をしたところ、大きな反響がありました。
おさえておきたい高配当株10選(利回り順)
— けんちゃんファンド (@kenchanfan_com) August 18, 2023
銘柄/コード/利回り
①JT(2914)6.08%
②ENEOS(5020)4.29%
③三菱HCC(8593)4.15%
④INPEX(1605)3.79%
⑤三菱UFJ(8306)3.74%
⑥オリックス(8591)3.65%
⑦ブリヂストン(5108)3.60%
⑧コマツ(6301)3.55%
⑨KDDI(9433)3.35%
⑩NTT(9432)3.08%
来年から新NISA制度がはじまる影響で高配当株に注目が集まると思っています。
優良企業で高配当であれば、配当金を再投資し、株数を積み上げていくことが最良の投資戦略になります。
①~⑩にあげている銘柄は優良企業だと思っていますが、企業の売上・利益などを確認し、中長期保有で問題ないか確認していきます。
最後までご覧いただけると幸いです。
それではどうぞ!
雪だるま式優良高配当株10選
10銘柄の特徴
①JT(2914)
日本たばこ産業の特徴は、以下の3点が挙げられます。
- 寡占市場
日本国内では、日本たばこ産業株式会社(JT)が唯一のたばこ製造業者です。また、たばこ製品の卸売や輸入、およびたばこ製品の広告・宣伝活動は、JTと外資系のフィリップ モリス ジャパン合同会社、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン合同会社が主に行っています。そのため、日本たばこ産業は、日本のたばこ市場において寡占的な地位を占めています。
- 規制の厳しさ
たばこは、健康への害が指摘されているため、多くの国で規制が厳しくなっています。日本でも、たばこ製品の販売は、財務省の許可制となっており、広告・宣伝活動には厳しい自主規制が設けられています。そのため、日本たばこ産業は、こうした規制を遵守しながら、たばこ製品の販売やマーケティングを行っています。
- ブランド戦略
たばこは、嗜好品であるため、消費者のブランドロイヤルティが重要です。日本たばこ産業は、長年にわたって培ってきたブランド力を活かし、主力ブランドである「メビウス」や「キャスター」など、幅広いラインナップを展開しています。また、ターゲット層に合わせたマーケティング活動にも注力し、たばこ製品の販売促進に努めています。
- 世界3位のタバコ販売会社であり、2023年の売上高は約2.6兆円
- 国内シェア約7割を占め、国内市場で圧倒的な地位
- 海外に積極的に進出、世界100以上の国と地域で事業を展開
- 近年は、加熱式たばこや電子たばこなど、新製品の開発にも注力
日本のたばこ産業を牽引する企業であり、今後も国内外でさらなる成長を目指していくでしょう。
売上高・営業利益・営業利益率
EPS・配当・配当性向
②ENEOS(5020)
ENEOSの特徴は、以下の4点が挙げられます。
- 国内最大手の石油元売会社
日本最大手の石油元売会社であり、国内シェアは約4割を占めています。石油製品の精製から販売まで、一貫した事業を展開しており、ガソリンや灯油、軽油、A重油などの石油製品の販売を主力事業としています。また、石油化学製品や電力、ガスなどの事業も展開しています。
- 多角的な事業展開
石油製品の販売にとどまらず、多角的な事業展開を進めています。石油化学製品では、合成樹脂や合成ゴムなどの原料となるエチレンやプロピレンの製造・販売を、電力では、発電事業や電力小売事業を、ガスでは、都市ガス事業やLPガス事業を展開しています。また、海外にも積極的に進出し、アジアや北米、欧州などを中心に事業を展開しています。
- 環境・社会への取り組み
環境・社会への取り組みを積極的に進めています。石油製品の製造・販売においては、省エネルギーや低公害化に取り組んでおり、また、石油化学製品の製造においては、環境負荷の低減に取り組んでいます。さらに、電力やガス事業においては、再生可能エネルギーの導入を進めています。また、地域社会への貢献にも取り組んでおり、地域貢献活動や社会貢献活動を積極的に展開しています。
- 強固な経営基盤
強固な経営基盤を有しています。国内最大手の石油元売会社として、安定した収益基盤を構築しています。また、財務体質も健全であり、自己資本比率は約40%と高い水準を維持しています。さらに、海外事業の拡大も進んでおり、今後も成長が期待できる企業です。
- 2023年の売上高は約15兆円、営業利益は約2,800億円
- 国内に1,500以上のガソリンスタンドを展開
- 世界100以上の国と地域で事業を展開
- 再生可能エネルギーの導入に積極的に取り組んでいます
ENEOSは、日本のエネルギー産業を支える企業であり、今後もさらなる成長が期待できる企業です。
売上高・営業利益・営業利益率
EPS・配当・配当性向
③三菱HCC(8593)
三菱HCキャピタルは、2021年4月に三菱UFJリースと日立キャピタルが統合して誕生したリース会社です。
リース事業を主軸に、割賦販売や融資など、幅広い金融サービスを提供しています。
三菱HCキャピタルの特徴は、以下の3点が挙げられます。
- 国内トップクラスのリースの規模と実績
国内トップクラスのリースの規模と実績を有しています。2022年のリース取扱額は約1兆円、営業利益は約1,000億円です。
- 多様な顧客基盤
幅広い顧客基盤を有しています。法人向けリースでは、製造業、サービス業、建設業など、あらゆる業種の企業にリースサービスを提供しています。個人向けリースでは、自動車リースや家電リースなど、さまざまなリース商品を提供しています。
- グローバル展開
世界120以上の国と地域で事業を展開しています。日本だけでなく、アジア、北米、欧州など、世界各地で、リースサービスを提供しています。
- 国内では、三菱UFJグループのリースの中核企業として、法人向けリースや個人向けリースを展開
- 海外では日立グループの海外拠点を活用し、グローバルな事業展開
- 再生可能エネルギーやデジタル化など、新たな成長分野にも積極的に取り組んでいます
三菱HCキャピタルは、リース業界のリーディングカンパニーとして、今後もさらなる成長が期待できる企業です。
売上高・営業利益・営業利益率
EPS・配当・配当性向
④INPEX(1605)
INPEXの特徴は、以下の3点が挙げられます。
- 石油・天然ガスの探鉱・開発・生産に強み
石油・天然ガスの探鉱・開発・生産を中核事業としており、世界約20か国で事業を展開しています。2023年3月期の原油・天然ガスの生産量は、約900万バレル油当量と、国内最大級の規模を誇ります。
- 強固な財務基盤と多角的な事業展開
強固な財務基盤を有しています。また、石油・天然ガスの事業に加え、LNGの輸入・販売、再生可能エネルギー、水素などの事業にも注力し、多角的な事業展開を進めています。
- 環境・社会への取り組み
環境・社会への取り組みにも積極的に取り組んでいます。石油・天然ガスの生産活動においては、CO2排出量の削減や環境負荷の低減に取り組んでおり、また、再生可能エネルギーや水素などの事業を通じて、カーボンニュートラルの実現に貢献しています。
- 2023年3月期の売上高は約2兆円、営業利益は約2,000億円
- 国内に約2,000人の従業員
- 世界100以上の国と地域に拠点
- 再生可能エネルギーでは、水力発電や太陽光発電など、さまざまな事業を展開
INPEXは、石油・天然ガスの分野でグローバルリーダーを目指す企業であり、今後もさらなる成長が期待できる企業です。
売上高・営業利益・営業利益率
EPS・配当・配当性向
⑤三菱UFJ(8306)
三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)の特徴は、以下の3点が挙げられます。
- 世界最大級の金融グループ
世界最大級の金融グループであり、資産規模は約190兆円にのぼります。日本国内では、三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJ証券ホールディングス、三菱HCキャピタル、三菱UFJニコスなど、国内トップクラスの金融機関を傘下に有しています。また、海外では、タイのアユタヤ銀行やアメリカの投資銀行であるモルガン・スタンレーなどを傘下に有しており、グローバルな金融サービスを展開しています。
- 多角的な事業展開
銀行、信託、証券、リース、カードなど、幅広い金融サービスを展開しています。また、近年は、不動産、インフラ、IT、ヘルスケアなど、非金融分野にも事業を拡大しています。
- 強固な経営基盤
強固な経営基盤を有しています。また、海外事業の拡大やデジタル化への対応など、成長に向けた取り組みを積極的に進めています。
- 2023年の売上高は約9.2兆円、営業利益は約1兆円
- 国内に約10万人の従業員
- 世界100以上の国と地域で事業を展開
- 非金融分野では、不動産やインフラ、IT、ヘルスケアなど、さまざまな事業を展開
MUFGは、世界をリードする金融グループとして、今後もさらなる成長が期待できる企業です。
売上高・営業利益・営業利益率
EPS・配当・配当性向
⑥オリックス(8591)
オリックスは、1964年に設立された日本最大の総合金融サービス会社です。
リース事業からスタートし、現在は法人金融、産業/ICT機器、環境エネルギー、自動車関連、不動産関連、事業投資・コンセッション、銀行、生命保険など、多角的に事業を展開しています。
オリックスの特徴は、以下のとおりです。
- リース事業の強み
リース事業で国内トップシェアを誇ります。リース事業は、企業や個人が必要な資産を借りて使用するビジネスです。オリックスは、リース事業を通じて、企業や個人の資金繰りや設備投資を支援しています。
- 多角的な事業展開
リース事業の強みを活かして、多角的に事業を展開しています。法人金融、産業/ICT機器、環境エネルギー、自動車関連、不動産関連、事業投資・コンセッション、銀行、生命保険など、幅広い事業分野で事業を展開しています。
- 安定した経営
創業以来、安定した経営を続けています。リース事業の強みと、多角的な事業展開により、景気変動にも強い経営基盤を築いています。
- 株主還元の充実
オリックスは、株主還元に積極的な姿勢をとっています。配当利回りは、3.42%(2023年9月3日時点)と、大手企業の中では高い水準です。また、株主優待も充実しており、カタログギフトや旅行券などが贈られます。(2024年3月31日をもって優待廃止)
オリックスは、リース事業の強みを活かして、多角的に事業を展開している総合金融サービス会社です。
安定した経営と株主還元の充実により、多くの投資家から人気を集めています。
売上高・営業利益・営業利益率
EPS・配当・配当性向
⑦ブリヂストン(5108)
ブリヂストンは、日本のタイヤメーカーであり、世界最大のタイヤメーカーの一つです。
1931年に創業し、現在では、乗用車用タイヤ、トラック・バス用タイヤ、二輪車用タイヤ、産業用タイヤ、スポーツ用タイヤなど、幅広いタイヤを製造・販売しています。
また、ゴム製品や化学製品の製造・販売も行っています。
ブリヂストンの特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
- 世界最大のタイヤメーカー
世界最大のタイヤメーカーであり、シェアは約15%です。世界約200の国と地域で事業を展開しており、2022年3月期の売上高は約2兆円、営業利益は約1,000億円です。
- 高い技術力
高い技術力を有しています。独自の技術である「ナノプロ・テック」や「ECOPIA」などを開発し、安全性や燃費性能を向上させたタイヤを製造しています。また、近年は、環境に配慮したタイヤの開発にも積極的に取り組んでいます。
- グローバル展開
グローバル展開を積極的に進めています。世界約200の国と地域で事業を展開しており、海外事業の売上高は、国内事業の売上高の約6割を占めています。
ブリヂストンは、タイヤ業界のリーディングカンパニーとして、今後もさらなる成長が期待できる企業です。
売上高・営業利益・営業利益率
EPS・配当・配当性向
⑧コマツ(6301)
コマツの特徴は、以下の3点が挙げられます。
- 建設機械の製造・販売で国内トップシェア
建設機械の製造・販売で国内トップシェアを誇ります。油圧ショベルやブルドーザーなどの主要機種では、国内シェアが約70%を占めています。また、世界でも第2位のシェアを有しており、海外でも高い知名度を誇ります。
- 高い技術力
独自の技術開発に力を入れており、高い技術力を有しています。例えば、油圧ショベルの「i-Construction」や、ブルドーザーの「MOGAMI」などの技術は、世界でも高い評価を受けています。
- グローバル展開
グローバル展開を積極的に進めており、世界約148の国と地域で事業を展開しています。海外事業の売上高は、国内事業の売上高の約3割を占めており、今後も海外市場の開拓を進めていく方針です。
コマツは、日本の代表的な建設機械メーカーであり、今後もさらなる成長が期待できる企業です。
売上高・営業利益・営業利益率
EPS・配当・配当性向
⑨KDDI(9433)
KDDIの特徴は、以下の3点が挙げられます。
- 通信事業で国内トップシェア
通信事業で国内トップシェアを誇ります。携帯電話事業のauでは、国内シェアが約30%を占めています。また、固定電話事業でも、国内シェアが約20%を占めており、通信事業で総合的な強みを有しています。
- 多角的な事業展開
通信事業だけでなく、金融、不動産、エネルギー、ITなど、幅広い事業を展開しています。これらの事業を通じて、顧客の生活をより豊かにするサービスを提供しています。
- グローバル展開
グローバル展開を積極的に進めており、世界約20の国と地域で事業を展開しています。海外事業の売上高は、国内事業の売上高の約1割を占めており、今後も海外市場の開拓を進めていく方針です。
KDDIは、日本の代表的な通信事業者であり、今後もさらなる成長が期待できる企業です。
売上高・営業利益・営業利益率
EPS・配当・配当性向
⑩NTT(9432)
日本電信電話(NTT)は、日本の代表的な通信事業者であり、世界最大級の通信事業者の1つです。
1952年に設立され、現在では、固定電話、携帯電話、インターネット、データセンター、クラウドサービスなど、幅広い通信サービスを提供しています。
NTTの特徴は、以下の3点が挙げられます。
- 国内最大規模の通信事業者
国内最大規模の通信事業者であり、固定電話、携帯電話、インターネットの市場シェアは、いずれも国内トップです。また、世界約100の国と地域で事業を展開しており、海外事業の売上高も国内事業の売上高の約2割を占めています。
- 高い技術力
高い技術力を有しており、独自の技術開発に力を入れています。例えば、光ファイバー通信の「FTTH」や、次世代移動通信システムの「5G」などの技術は、世界でも高い評価を受けています。
- 社会インフラとしての役割
社会インフラとしての役割を担っており、国民生活や経済の発展に欠かせない存在です。例えば、固定電話は、災害時の連絡手段として重要な役割を果たしており、携帯電話は、移動通信網としての役割を担っています。
NTTは、日本の代表的な通信事業者であり、今後もさらなる成長が期待できる企業です。
売上高・営業利益・営業利益率
EPS・配当・配当性向
まとめ
今回は日本を代表する優良企業10銘柄の「売上・利益・利益率」「EPS・配当・配当性向」を確認しました。
日本を代表する優良企業を保有したほうがよい理由は、以下のようなものが挙げられます。
- 安定した収益と成長性
日本を代表する優良企業は、安定した収益と成長性が見込まれます。これらの企業は、高い技術力やブランド力、顧客基盤を有しており、今後も継続的に成長していくことが期待できます。
- 配当利回りの高さ
日本を代表する優良企業は、配当利回りが比較的高く、安定した収入を得ることができます。例えば、2023年3月期の配当利回りが高い上場企業を見ると、NTT、トヨタ自動車、ソフトバンク、日本電産、オリックスなどが上位にランクインしています。
- 資産価値の維持
日本を代表する優良企業の株式は、資産価値を維持する傾向にあります。これらの企業は、高い技術力やブランド力、顧客基盤を有しており、倒産や経営破綻のリスクが低いため、株式の資産価値が下がりにくいと考えられます。
もちろん、日本を代表する優良企業であっても、業績が悪化したり、経営体質が悪化したりするリスクは存在します。
投資を行う際には、しっかりとした分析を行い、リスクを十分に理解した上で行うことが重要です。
具体的には、以下の点に留意して投資を行うと良いでしょう。
- 経営の安定性
財務状況や経営体質をチェックし、経営の安定性を判断します。
- 事業の成長性
事業の将来性や成長性を見極め、投資先を選定します。
- 競合状況
競合他社との比較を行い、競争力を判断します。
- 財務状況
収益性やキャッシュフローなどをチェックし、財務状況の健全性を判断します。
- 配当性向
配当性向をチェックし、配当の安定性や将来性を判断します。
日本を代表する優良企業は、安定した収益と成長性が見込まれ、配当利回りも比較的高いというメリットがあります。
しかし、投資を行う際には、しっかりとした分析を行い、リスクを十分に理解した上で行うことが重要です。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。けんちゃんファンド