こんにちは、けんちゃんファンドです!
今回は個人投資家に人気の銘柄の中から業績などを調べて、中長期的に保有したい銘柄を探していきますので、参考にしていただければ幸いです。
個人投資家に人気の銘柄は、「配当利回りが高い・株主優待がある・業績好調」など様々な要因があると思います。
本記事が参考になるかた
- 個人投資家に人気の企業を知りたい
- 投資の参考にしたい
結論からお話すると今回のブログでは、以下6銘柄を投資対象として残しました。
株価:2022年12月16(金)終値参照
コード | 銘柄 | 株価 | 最新 | 優待 |
6981 | 村田製作所 | 7,159 | 表示 | 無 |
4901 | 富士フイルム | 7,116 | 表示 | 表示 |
4912 | ライオン | 1,489 | 表示 | 表示 |
9433 | KDDI | 3,985 | 表示 | 表示 |
6594 | 日本電産 | 7,786 | 表示 | 表示 |
2802 | 味の素 | 4,490 | 表示 | 表示 |
6銘柄を投資対象として残すことになった理由は以下本文に記載しています。
それでは本題に入ります。
個人投資家に人気の銘柄は買いか?徹底的に調査
個人投資家に人気の企業
個人投資家に人気の企業は株主数で判断できます。
StockWeatherを活用し株主数が多い企業を探しました。
2022年12月02日(金)終値参照
全100銘柄
ご覧の通り、誰もが知っている大企業ばかりです。
個人投資家に人気な100銘柄の中から投資対象となる企業を探していきます。
売上CAGR(5年)
はじめに売上CAGR(5年)を確認していきます。
売上CAGR(5年)とは
「Compound Annual Growth Rate」の頭文字を取ったもので、日本語では年平均成長率といいます。
かんたんに説明すると5年間の売上年平均成長率を算出するものです。
売上が成長しているかどうかが1番重要だと思います。
売上が成長していない企業は斜陽産業であったり、他社にシェアを奪われていたりと懸念が残るので投資対象から外します。
全100銘柄の直近売上の5年間の成長率を見ていきます。
売上CAGR(5年)
5年間の売上成長率が高い順番
⇌スクロール(単位:百万)
以上、全100銘柄のCAGRデータになります。
三井物産(19.17%)三菱商事(17.94%)伊藤忠商事(17.41%)と商社株の成長率が高い傾向でした。
あらためて、この時期に日本の5大商社株に投資をしたウォーレン・バフェットさんの凄さが分かります。
次に売上が成長していない売上マイナス銘柄を除外し、残りの銘柄の営業利益成長率を調査していきます。
先ほどと同様にCAGRを活用いたします。
営利CAGR(5年)
営利CAGR(5年)を確認していきます。
営利CAGR(5年)とは
「Compound Annual Growth Rate」の頭文字を取ったもので、日本語では年平均成長率といいます。
かんたんに説明すると5年間の営利年平均成長率を算出するものです。
売上高CAGR(5年)がマイナスの銘柄を除く52銘柄の営業利益CAGRを調査します。
営業利益CAGR(5年)
5年間の営業利益成長率が高い順番
⇌スクロール(単位:百万)
52銘柄中35銘柄が営利CAGRがプラスです。
CAGRがマイナスの企業は営業利益低成長企業として投資対象から外します。
次に残った銘柄の自己資本比率を調べていきます。
自己資本比率
自己資本比率が高い場合は、総資本の中の返済しなければならない負債が少ないので、健全性が高いと言えます。
残った35銘柄の自己資本比率の推移を調べていきます。
自己資本比率(5年)
5年間の平均自己資本比率が高い順番
35銘柄の中から特に健全性の高い自己資本比率40%以上の銘柄を残します。
EPS・配当・配当性向
最後に残った12銘柄のEPS・配当・配当性向を調べていきます
調べる理由は以下のとおりです。
EPSが伸びず、無理な配当・配当性向になっている場合、減配・無配になるリスクがある
3つのポイントをクリアしているか確認します。
- EPSは伸びているか
- 1株配当は伸びているか
- 配当性向が50%以下か(直近)
6981 村田製作所
村田製作所は電子部品大手。世界トップのセラミックコンデンサーが主柱。原料からのセラミック技術に強み
〇:投資対象として残します
- 〇:EPSは伸びているか
- 〇:1株配当は伸びているか
- 〇:配当性向が50%以下か(直近)
2702 マクドナルド
マクドナルドは外食の国内大手。世界的ハンバーガーチェーン。米国本社の影響大きい。FC出店率は約7割
×:投資対象から外します
- △:EPSは伸びているか
- △:1株配当は伸びているか
- 〇:配当性向が50%以下か(直近)
1605 INPEX
INPEXは原油・ガス開発生産国内最大手。政府が黄金株を保有。欧州でLNG案件を操業
×:投資対象から外します
- △:EPSは伸びているか
- △:1株配当は伸びているか
- △:配当性向が50%以下か(直近)
4901 富士フイルム
富士フイルムは写真、医療機器、医薬、液晶フィルム、半導体材料、事務機器展開。医療注力。M&Aにも積極的
〇:投資対象として残します
- 〇:EPSは伸びているか
- 〇:1株配当は伸びているか
- 〇:配当性向が50%以下か(直近)
4912 ライオン
ライオンは歯ブラシ国内首位、トイレタリー3位。「バファリン」の薬品や工業用品も展開。アジア強化中
〇:投資対象として残します
- △:EPSは伸びているか
- 〇:1株配当は伸びているか
- 〇:配当性向が50%以下か(直近)
19.12月期と21年12月期のEPSが一時的に落ち込んでいますが、基本的に右肩上がりなので、投資対象に残します。
3407 旭化成
旭化成は総合化学企業。ケミカル、住宅が利益の2大柱。繊維、電子部品、医薬・医療機器など事業多彩
×:投資対象から外します
- ×:EPSは伸びているか
- ×:1株配当は伸びているか
- △:配当性向が50%以下か(直近)
9831 ヤマダHD
ヤマダHDは傘下に家電量販店首位ヤマダデンキ。M&Aで注文住宅も業界上位に。デンキが大塚家具吸収合併
×:投資対象から外します
- ×:EPSは伸びているか
- △:1株配当は伸びているか
- 〇:配当性向が50%以下か(直近)
9433 KDDI
KDDIは総合通信大手。携帯・光回線を展開。物販など非通信伸ばしライフデザイン企業への脱皮模索中
〇:投資対象として残します
- 〇:EPSは伸びているか
- 〇:1株配当は伸びているか
- 〇:配当性向が50%以下か(直近)
6301 コマツ
コマツは建設機械で世界2位。アジアでも幅広く展開。IT活用強み。基幹部品は日本、組み立て現地化
×:投資対象から外します
- ×:EPSは伸びているか
- ×:1株配当は伸びているか
- △:配当性向が50%以下か(直近)
6594 日本電産
日本電産はモーター世界大手。精密小型から産業用など中大型シフト。EV向けなど車載用を主柱に育成中
〇:投資対象として残します
- △:EPSは伸びているか
- 〇:1株配当は伸びているか
- △:配当性向が50%以下か(直近)
18.03月期のEPSの落ち込みが気になるものの、基本的にEPSが右肩上がりなので、投資対象として残します。
2802 味の素
味の素は調味料最大手。アミノ酸技術で飼料・医薬等多角化。海外で家庭用食品を拡充。M&Aに積極的
〇:投資対象として残します
- △:EPSは伸びているか
- 〇:1株配当は伸びているか
- △:配当性向が50%以下か(直近)
19年と20年三月期にEPSが大きく落ち込み配当性向が跳ね上がりましたが、限定的なので投資対象として残します。
4502 武田薬品工業
武田薬品は国内製薬首位。がん、中枢神経、消火器、希少疾患等に重点。巨額買収で世界売上上位10強入り
×:投資対象から外します
- ×:EPSは伸びているか
- ×:1株配当は伸びているか
- ×:配当性向が50%以下か(直近)
まとめると投資対象として残す企業は以下の通りです。
投資対象として残った6社
- 6981村田製作所
- 4901富士フイルム
- 4912ライオン
- 9433KDDI
- 6594日本電産
- 2802味の素
まとめ
今回は個人投資家に人気な企業から、売上CAGR(5年)・営利CAGR(5年)・自己資本比率・EPS・配当・配当性向などの企業データを確認し、投資しても良いと思う企業を選びました。
個人投資家に人気な企業は大企業が多い傾向でした。
大企業だからといって必ずしも安心して投資できる企業とは限りません。
今後も売上利益が伸びて、株価も上昇が見込める企業に投資をした方が中長期的にみてリターンが高くなると思います。
今回選ばれた企業を推奨するものではありませんが、投資の参考にしていただければ幸いです。
最後に株価などをまとめて終わります。
株価:2022年12月16(金)終値参照
コード | 銘柄 | 株価 | 最新 | 優待 |
6981 | 村田製作所 | 7,159 | 表示 | 無 |
4901 | 富士フイルム | 7,116 | 表示 | 表示 |
4912 | ライオン | 1,489 | 表示 | 表示 |
9433 | KDDI | 3,985 | 表示 | 表示 |
6594 | 日本電産 | 7,786 | 表示 | 表示 |
2802 | 味の素 | 4,490 | 表示 | 表示 |
【5万円以下で買えるおすすめの高配当株4選】
【連続増配株から選ぶおすすめ高配当株5選】
【配当利回り5%以上の高配当から狙うおすすめ銘柄3選】
本記事はConoHa WING(コノハウィング)のサーバーを利用しています。
▼アイキャッチ画像はCANVAで作成しています。
最近読んだおすすめの投資書籍(2022年12月6日発売)