こんにちは、けんちゃんファンドです!
今回は累進配当企業かつ高配当株に注目してご紹介をしていきます。
【累進配当企業とは】
業績などが悪化した場合でも現状の配当金を維持する、もしくは増配することを指します。要するに減配しないと公表している企業になります。
ふとひらめきました。(以下ツイート参照)
累進配当で高配当の場合いくらでもナンピンしてもいいかもしれないという投資の最適解を思いつきました^_^
— けんちゃんファンド (@kenchanfan_com) February 7, 2023
例)
8892日本エスコン
8098稲畑産業
1723日本電技
6788日本トリム
8411みずほFG
4093東邦アセチレン
8316 三井住友FG
5393ニチアス
8058三菱商事
8306三菱UFJFG
8002 丸紅
累進配当を公表している企業で高配当株であれば、株価が下落した場合、利回りが上昇するので、業績などに問題が無い場合は、減配がないのでナンピンを繰り返しても問題がないのではないか。
また、「累進配当」を公表している企業は株主還元に積極的である可能性が高く、増配も期待できる。
他の累進配当企業と業績を比較し、より安全に保有できると思う銘柄をセクター分散し投資するポートフォリオを考えていきます。
有益な投資情報になっていますので、最後までご覧ください。
本記事が参考になる投資家
- 累進配当銘柄を知りたい
- 企業業績などを知りたい
- 企業比較したデータを見たい
- 安心保有できるポートフォリオを参考にしたい
それでは本題に入ります。
累進配当企業×高配当株

累進配当企業一覧
累進配当企業一覧(全20社)
配当利回り順(23年02月09日時点)
スクロール(←👆→)
23年01月21日(土)公開、累進配当を公表している証拠(エビデンス)のある企業(全19銘柄)をご紹介(以下参照)

23年02月03(金)丸紅(8002)が累進配当企業に加わり、全20社になりました。
【新たな株主還元方針に関するお知らせ】
中長期的な利益成長に合わせて増配していく累進配当を実施します。

配当利回り3%以上の銘柄
配当利回り3%以上(高配当銘柄)の企業を残し、有望な銘柄を探していきます。
セクターがかぶらないように有望だと思う銘柄を残していきます。
23年02月08日時点 (全13銘柄)
- 4.69% 日本電技(1723)
- 4.56% 日本エスコン(8892)
- 4.55% 稲畑産業 (8098)
- 4.48% 丸紅(8002)
- 4.29% 東邦アセチレン(4093)
- 4.23% 日本トリム(6788)
- 4.07% みずほFG(8411)
- 4.05% 三井住友FG(8316)
- 3.92% 三菱商事(8058)
- 3.64% ニチアス(5393)
- 3.44% 伊藤忠商事(8001)
- 3.39% 三菱UFJFG(8306)
- 3.39% ヤマタネ(9305)
①売上CAGR(5年)
企業にとって売上の伸びが1番重要なので、はじめに売上CAGR(5年)を確認します。
売上CAGR(5年)とは
「Compound Annual Growth Rate」の頭文字を取ったもので、日本語では年平均成長率といいます。
かんたんに説明すると5年間の売上年平均成長率を算出するものです。
全13銘柄の直近5年間の売上成長率を確認します。
売上CAGR(5年)
5年間の売上成長率が高い順番
スクロール(←👆→)(単位:百万)
売上成長率(CAGR5年)ランキング
- NO1:22.9% 三菱商事(8058)
- NO2:22.2% 伊藤忠商事(8001)
- NO3:16.3% 日本エスコン(8892)
②営利CAGR(5年)
次に営利CAGR(5年)を確認します。
営利CAGR(5年)とは
「Compound Annual Growth Rate」の頭文字を取ったもので、日本語では年平均成長率といいます。
かんたんに説明すると5年間の営利年平均成長率を算出するものです。
売上の次に重要なのが営業利益が成長しているかです。
営業利益が成長している会社は、継続的な価値のある企業として評価されやすいために重要性が高いです。
全13銘柄の直近5年間の営業利益成長率を確認します。
営業利益CAGR(5年)
5年間の営業利益成長率が高い順番
スクロール(←👆→)(単位:百万)
営利成長率(CAGR5年)ランキング
- NO1:35.4% 稲畑産業(8098)
- NO2:24.6% 丸紅(8002)
- NO3:16.4% 伊藤忠商事(8001)
③EPS CAGR(5年)
次にEPS CAGR(5年)を確認します。
EPS CAGR(5年)とは
「Compound Annual Growth Rate」の頭文字を取ったもので、日本語では年平均成長率といいます。
かんたんに説明すると5年間のEPS年平均成長率を算出するものです。
EPSは企業がどれだけ利益を株主に還元しているかをチェックするために活用できます。
EPSは右肩上がりに数字が上昇していくのが理想的だとされています。
全13銘柄の直近5年間のEPS成長率を確認します。
EPS CAGR(5年)
5年間のEPS成長率が高い順番
スクロール(←👆→)
EPS成長率(CAGR5年)ランキング
- NO1:35.8% 稲畑産業(8098)
- NO2:21.0% 伊藤忠商事(8001)
- NO3:19.1% 丸紅(8002)
④ROE(自己資本利益率)5年平均
次にROE(自己資本利益率)5年平均を確認します。
ROEの数字は原則的に高ければ高いほど好ましいとされています。
ROE(自己資本利益率)とは
「Return On Equity」の略語で株主資本利益率のことで、株主資本に対してどれだけ効率的に利益を上げているかを示してます。
全13銘柄の直近5年間のROE平均を確認します。
ROE(5年)
5年間のROE平均が高い順番
スクロール(←👆→)(単位:%)
ROE平均が高いランキング
- NO1:18.22% 日本エスコン(8892)
- NO2:16.08% 伊藤忠商事(8001)
- NO3:12.22% ニチアス(5393)
⑤ROA(総資産利益率)5年平均
次にROA(総資産利益率)5年平均を確認します。
ROAの数字は高ければ高いほど効率よく利益を出していることになります。
ROA(総資産利益率)とは
「Return on Assets」の略語で会社の事業に対して投資された資産について、どれだけ効率よく収益を得ているかを示しています。
全13銘柄の直近5年間のROA平均を確認します。
ROA(5年)
5年間のROA平均が高い順番
スクロール(←👆→)(単位:%)
ROE平均が高いランキング
- NO1:7.65% 日本電技(1723)
- NO2:4.59% 日本エスコン(8892)
- NO3:3.72% 稲畑産業(8098)
⑥自己資本比率
次に自己資本比率5年平均を確認します。
自己資本比率の数字は高ければ高いほど、会社の安全性が高いとされています。
自己資本比率とは
総資本に対する自己資本の比率。数字が高いほど会社の資本構成がよく安全性が高いとされています。
全13銘柄の直近5年間の自己資本比率平均を確認します。
自己資本比率(5年)
5年間の自己資本比率平均が高い順番
スクロール(←👆→)(単位:%)
自己資本比率平均が高いランキング
- NO1:73.4% 日本トリム(6788)
- NO2:67.3% 日本電技(1723)
- NO3:59.4% ニチアス(5393)
⑦1株配当CAGR(5年)
次に1株配当CAGR(5年)の1株配当が伸びているか確認します。
1株配当CAGR(5年)とは
「Compound Annual Growth Rate」の頭文字を取ったもので、日本語では年平均成長率といいます。
かんたんに説明すると5年間の1株配当年平均成長率を算出するものです。
全13銘柄の直近5年間の1株配当CAGR(5年)を確認します。
1株配当CAGR(5年)
5年間の1株配当CAGR(5年)が高い順番
スクロール(←👆→)(単位:円)
1株配当CAGR(5年)が高いランキング
- NO1:22.4% 稲畑産業(8098)
- NO2:14.9% 丸紅(8002)
- NO3:9.5% 伊藤忠商事(8001)
⑧配当性向(5年)平均
次に配当性向(5年)の平均を確認します。
配当性向とは
会社が税引き後の利益である当期純利益のうち、配当金の支払いに向けた数値(%)
配当性向は基本的には低いほうが好ましいとされています。
配当性向が高い場合は減配や無配になる可能性がある。
全13銘柄の直近5年間の配当性向平均を見ていきます。
配当性向5年平均
5年間の配当性向が低い順番
スクロール(←👆→)(単位:%)
配当性向(5年)が低いランキング
- NO1:25.9% 丸紅(8002)
- NO2:26.1% 伊藤忠商事(8001)
- NO3:26.2% ヤマタネ(9305)
総合ポイント
以上、8項目のデータを確認しました。
確認したデータをまとめると以下の通りです。
企業分析に使った8項目のデータ
- 売上CAGR(5年)
- 営利CAGR(5年)
- EPS CAGR(5年)
- ROE(自己資本利益率)5年平均
- ROA(総資産利益率)5年平均
- 自己資本比率 5年平均
- 1株配当CAGR(5年)
- 配当性向(5年)平均
企業分析をする上で特に重要なデータとしてまとめました。
上記8項目をすべてのデータをもとにランキングにまとめます。
上位の銘柄ほど、安定している企業と評価しています。
総合ランキングNO1
総合ポイントが低いほうが良い
13銘柄を比較したものであり、上位銘柄を推奨するものではありません。
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分散投資
累進配当企業は減配しませんと公表している企業なので、比較的安心して投資できる投資先です。
ただし、卸売業(丸紅・伊藤忠・三菱商事)など同じセクターに集中的に投資するのではなく、セクターを分散するとこで、リスクを抑えることができます。
そこで、各セクターの上位銘柄に分散いたします。
まとめ

今回のブログでは、累進配当銘柄をご紹介させていただきました。
累進配当企業は減配をしないと公表しているので、安心して投資できる投資先です。
決算などで減配や無配を発表する企業のように、株価が大暴落することがないところも安心できます。
株価が下がった場合は利回りが上昇するので、追加で株を購入してもよいと思います。
累進配当を発表する企業が増えてくると思うので、今後もウォッチしていきます。
今回のデータを投資の参考にしていただけたら幸いです。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
投資家の注目を集めている半導体市場。今後も伸びると予想されている市場で有望な半導体企業はここだ!
