こんにちは「けんちゃんファンド」といいます。
サラリーマン兼投資家で、日本株投資開始以来6年で資産を35倍以上に増やした実績があり、長期で個別日本株と米国株に投資をしております。
ブログでは、有望銘柄や株主優待銘柄を中心にご紹介をしていきますので、よろしくお願いいたします。
このページは、10万円以内で購入できる優待利回りの高い待銘柄をご紹介させて頂きたいと思います。優待利回りが高いというのは、株価に対して優待の内容が良く、利回りが高い状態を指します。
配当金が多く、配当利回りが高い銘柄に投資されている個人投資家の方は多いと思いますが、優待利回りが高い銘柄に焦点をあててご紹介をしている投資家はあまりいないと思います。
本日は、私が気になる優待利回りの高い厳選1銘柄に絞ってご紹介をさせていただきたいと思いますので、宜しくお願いいたします。
- 株主優待銘柄に興味がある
- お得な株主優待銘柄を知りたい
気になる優待厳選1銘柄
結論から先にお話させて頂きます。
ピーバンドットコム(3559)
聞いたことがないと言う方が多いと思いますが、私はあまり知られていないような銘柄を四季報から探し出す事を得意としています。
四季報を欠かさず購入し、毎回企業分析することで、有望銘柄を探す力がつきますし、同時に罠銘柄をさける力もつきます。
どんな企業
簡単に説明すると、基板の設計・製造・実装をインターネットで請け負い販売する企業です。(プリント基板のネット通販事業)
超ニッチ分野で稼ぐ企業(ニッチ分野で稼ぐ企業は個人的に大好きです)
ピーバンドットコム日経新聞記事引用
日本経済新聞を読んでいる方でも、あまり目立つ企業ではないので、見過ごしてきた方も多いのではないかと思います。
以外と思われるかもしれませんが、日本経済新聞にたびたび掲載されている企業です。
①2020年01月13日(日本経済新聞朝刊記事)
中堅の投下資本利益率、30%以上が50社超
「投資資本営業利益率ROICの3年平均が高い企業」の中の12位に掲載【掲載内容】
社名:ピーバンドットコム
業容:プリン基板通販
ROIC(3年平均):44.6
営業利益:2.97億円
引用:日本経済新聞2020年01月13日記事
②2020年03月09日(日本経済新聞朝刊記事)
ピーバンドットコム プリント基板通信、5G追い風
「EC、専門分野でも活況 サイト構築支援も存在感」【掲載内容】
ピーバンドットコムはプリント基板のネット通販サービスを手掛ける。
顧客から注文を受けると、国内外の提携工場で費用や納期を見積もる。
最短1日で納品するスピード感や手軽さが支持され、幅広い業種から引き合いが増えている。
あらゆるモノがネットにつながるIoTや次世代通信規格「5G」の普及がプリン基板需要の追い風だ。
引用:日本経済新聞2020年03月09日記事
③2020年11月17日(日本経済新聞朝刊記事)
「EC、専門分野でも活況 サイト構築支援も存在感」
大手が参入しない分野などで中堅のEC関連企業が存在感を高める。その中で、法人向けEC分野にて掲載【掲載内容】
引用:日本経済新聞2020年11月17日記事
ピーバンドットコム:プリント基板を販売。見積もりから納品までをネットで完結
市況情報
2020年11月27日金曜終値
ピーバンドットコム(3559)
株価924
PER23.27
PBR3.83
配当金5
財務ハイライト
売上高
- 派手さはないものの毎年増加しております。
経常利益
- 17年~19年までは上昇基調でしたが、20年でいったんブレーキがかかりました。
1株あたり当期純利益
- 17年~19年までは上昇基調でしたが、20年でいったんブレーキがかかりました。
自己資本当期純利益率
- 17年から右肩下がりで下降しております。
売上高営業利益率
- 20年からブレーキがかかった状態ですが、10%以上をキープしています。
総資産
- 17年以降順調に右肩あがりです。
自己資本比率
- 17年以降右肩あがりで、20年3月期は78%と安定している。
取引先企業
超有名企業が名をつらねています。
一部抜粋
・トヨタ自動車株式会社
・任天堂株式会社
・ソニー株式会社
誰もが知っている大企業ではないでしょうか。
取引先企業が一流企業である事は好感が持てますね。
取引実績社数推移
- 毎月じわりと上昇しています。(前月比較)
チャート
2020年01月22日(金)終値参照
現在の株価に横線(黒色)を引いた時に、下のエリアの方が広い。このチャートが意味するところは、現在の株価で含み益をかかえた投資家が多いという事
株主優待
優待の内容が大変すばらしいと思います。
2020年11月27日終値参照
100株保有の場合
投資金額 :100株×924円=92,400円
優待品 :QUOカード3,000円分
優待利回り:3,000円÷92,400円×100=3.24%
感想:株主優待で大盤振る舞いしすぎじゃないかな(^^)
株主優待廃止
2021年01月28日に株主優待廃止を発表しました。
四季報を見て解説
- 見積もり、注文をネット上で完結
- 新規ユーザー登録数が増加続く
- 電子機器を一括受注生産するEMSは期初から順調に伸びる
- 発行株数少ない4,500千株
- 毎年売上増加(18年~20年)
- 営業CF-投資CF-財務CF=プラス
- 自己資本比率高め79.6%
- 有利子負債0
- コロナ禍による受注減少
- EMSのためのエンジニア採用負担で営業益横ばい
- インターネットを介して受注できるため、従業員は26名と少数精鋭で運営できる。
- 顧客の要望に応じてファブレス形態で国内外の協力工場を活用して納品するため、人(従業員)・物(工場や設備)が必要ない最強のビジネスモデルですが、直近の売上成長はたいへん地味なので、現在の株価900円台とさえないのかもしれません。
- しかし、今後はIoTの普及によってこれまで電子機器を必要としなかった業種からの引き合いが想定されますので、今の株価が最低ライン(600~900円台)で今後の市場規模の成長とともに大化けに期待したい銘柄です。
- 時価総額は現在41億円しかなく、場合によってはテンバガーもあるかも(^^)
まとめ
ご紹介銘柄
- ピーバンドットコム
いかがだったでしょうか。株価は10万円を切っており、個人投資家でも手の出しやすい水準ではないかと思います。
自社工場で生産するのではなく、プラットフォーマーとなる事で、在庫をかかえる事もなくリスクを抑えた経営ができているのではないでしょうか。
株価は軟調なものの有利子負債は0なので、安心して保有できる銘柄ではないかと思います。
株主優待として3月末にクオカード3,000円をいただけますので、頂ける間は長期保有で長い目でみても良い銘柄だと思いますが、優待廃止とうには細心の注意を払う必要があると思います。