こんにちは「けんちゃんファンド」といいます。
サラリーマン×投資家×ブロガーで、日本株投資開始以来6年で資産を35倍以上に増やした実績があり、長期で個別日本株と米国株に投資をしております。
ブログでは、有望銘柄や株主優待銘柄を中心にご紹介をしていきますので、よろしくお願いいたします。
JTさんを追加で2,000株購入してみましたので、5年・10年・20年先を見据えてパフォーマンス検証していきたいと思います。
先日、年間154円配当から130円配当に初の減配発表した事で、投資対象として厳しいという見方が多くなっていると思いますし、実際に投資してみたいけど、怖くてできないという方が多くなっていると思います。
そんな人のために自己資金を投じて検証していきます。
- 日本たばこ産業(JT)さんに興味がある
- 日本たばこ産業(JT)さんに投資してみたいけど怖い
JTさんへの投資は主観になりますが、長期で相当なプラス「パフォーマンス」になるのではないかと考えております。(推奨するものではございませんので宜しくお願い致します)
一時的なマイナスはしょうがないと考えています。
その理由も含め解説していきたいと思います。
JT日本たばこ産業投資
JT日本たばこ産業購入単価
ご覧の通りですが、購入してまもないJT株は▲21万円の含み損を抱える形になりました。(2021年02月16日終値時点)
購入理由
高配当であるJTさんの配当金でJT株に再投資することで「福利の効果」を最大限いかそうと考えている。
今後の投資方針
JT配当金でJTに再投資。
株価がいくらになってもJTで得た配当金はJT購入にあてる。(何も考えない投資方法)
2,000株購入理由
JTさんからの配当金で毎年100株追加購入できるように2,000株購入。
JT配当金計算
現在の配当金130円継続か、100円までの減配を想定し計算
JT100株毎年追加計算(130円配当)
21年02月16日の配当金130円で計算すると、2,000株保有する事で年間で税引き後207,181円の配当金が入ります。
21年02月16日JT株価1952.5円×100株=195,250円になります。
Ⅰ年間JTを2,000株保有する事で、減配や株価上昇を考慮しなかった場合、年間配当金(207,181円)でJT株を100株追加購入する資金ができます。
★(配当金207,181円-株価195,250円=11,931円)
JT100株毎年追加計算(100円配当)
話がややこしくなるかも知れませんが、100円まで減配した場合は、2,000株保有で年間配当金159,370円になります。
100円まで減配するとさらに株価が低くなり、159,370円以下になると想定しています。(あくまでも想定であり主観です)
配当金が100円になった場合でも1年間保有すれば年間配当金159,370円で、100株追加購入できると考えています。(主観)
株主還元
たばこ産業の潮流
さらなるタバコ離れESG投資の観点から考えた場合、相当厳しい投資先と想定されるため、今後も株価は軟調に推移すると思います。
JTを長い目で見た場合
- 株価は軟調に推移し続けると思いますが、「産業障壁が高く利益率が高い事業」なので、今後も高配当株であり続けると思います。
- ESG投資・SDGs投資の流れに逆らっているので、今後も機関投資家離れや個人投資離れが続くと思いますが、そうなる事で株価は低迷すると想定します。
- 株価が低迷する事で、配当金で株を追加購入する事ができ、福利効果で資産を増やす事ができると思います。
JTチャート
2021年02月19日終値参照
月足5年チャートで右肩下がりである事が分かります。
2021年02月19日終値参照
日経平均・TOPOXと比較しても大きく「アンダーパフォーム」しています。
具体的には、証券会社などが公表する銘柄に対する格付けである「レーティング」で、その銘柄の株価上昇率がベンチマークを上回るのか、下回るのかといった判断。
- 上回る(買い推奨)場合には「アウトパフォーム」
- 下回る(売り推奨)場合には「アンダーパフォーム」
- 中立の場合には「ニュートラル」
業績
売上高・営業利益率・ROE
20年通期
売上高:2,092,561百万円(横ばい)
営業利益率:22.4%(右肩下がり)
ROE:12.3%(右肩下がり)
EPS
21年通期予想
EPS:135.3(右肩下がり)
自己資本比率
20年通期
自己資本比率:46.9%(下降傾向)
株主優待
株主優待利回り
最低単元の100株が1番優待利回り高い事が分かります。
四季報を見て解説
・M&Aで海外たばこ事業を拡大中
・約28%しめるセグメント国内たばこ事業利益率約30%
・約60%しめるセグメント海外たばこ事業利益率約25%
・営業CF5,404億円-投資CF-1,235億円-3,338億円=831億円でプラス
・21年12月期は前期苦戦の空港免税販売が尻上がり回復
・国内は紙巻きが苦戦
・売上が横ばい
・営業利益が減少傾向
・1株益が減少傾向
・現金等3,571憶円に対して有利子負債が10,354億円と多い
全体的に売上利益が減少傾向で厳しい印象です。
国内たばこ・海外たばこの利益率がともに25%を超えているので、その利益をM&Aなどの投資にいかして多角化し、より安定してもらいたいと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。2,000株投資している私でも、お世辞にも買いといえるような材料に乏しいと思います。
私がJTさんに投資しているのは、高配当である事と営業利益率が高い優良企業である事です。
長い目でJTさんに投資し、配当金を再投資すれば、むくわれると思って投資しています。
マイナス材料ばかりが目立ちますが、もしかしたら今が底で、株を手放して後悔する投資家が増えるかもしれないと思っています。
私の場合は、JTの配当金はすべてJTに再投資すると決めていますので、投資判断がぶれる事はありません。
たんたんとJT配当金でJT株を購入する。
株価が上がろうが下がろうが配当金再投資を繰り返すだけです。
いつかはJTの株価下落を株数増加や配当金増加で凌駕する時がくると思っていますが、今後も難しい投資先であると思います。
投資においては、売り買いを続ける事で無駄な売買手数料や税金を取られるので、じっと動かない事が大事だと思います。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
けんちゃんファンド
JTさんとは別に米国株のアルトリアグループにも373株投資しておりますが、たばこ会社に投資するきっかけになったのは下記の書籍【株式投資の未来】の影響を強く受けたからです。
初版発行が2005年11月と歴史のある書籍ですが、今も色あせる事のない良書だと思います。
ぜひ本書を手に取ってご覧ください。